Imagemagickとは
多彩な画像処理機能をもつ一連のコマンド軍の総称である。ターミナルからコマンドを入力することによって動作する、いわゆるCUIベースの使用が前提となる。
WEBサーバ構築には、必須のものではないが、Xoopsでサイトを運営する際、画像の処理を、このImagemagickを使って行うモジュールがあり、当サイトもこの機能を使う予定があるので、この段階でインストールしておくことにする。
Imagemagickインストールの手順
Imagemagickには、Mac用のソースやバイナリが用意されているが、これをインストールしただけでは、jpegファイルやpngファイルを扱うことができない、役立たずのImagemagickがインストールされることになる。
しっかり動作させるためには、libjpegとか、libpngなどのライブラリーを、事前にインストールしておかなければならない。
libjpegとlibpngのインストール
これについては、前日作業したのでこちら(libpng libjpegのインストール)を参照のこと。
Imagemagickのインストール
下のサイトからソースをダウンロードする。
Convert, Edit, Or Compose Bitmap Images @ ImageMagick
ダウンロードのページに飛び、ftpやhttpの一覧が表示される。今回は少し下の方に移動し、United Statesのftp://ftp.imagemagick.org/pub/ImageMagickをクリック。
デスクトップ上に、Imagemagickディレクトリがマウントされる。
中をのぞいてみると、左のようにzipやtar.gzファイルがズラッと並んでいる。
今回は最新版と思われる「6.4.5-9」のtar.gzファイルをデスクトップ上にコピーする。コピーが終わったら、Imagemagickのマウントをはずす。
ここからは、Terminalでの作業。Terminlを起動し、まず、
tar zxf ImageMagick-6.4.5-9.tar.gz
とすると、tar.gzファイルが解凍され、Imagemagick-6.4.5フォルダができる。
続いてTerminalで
./configure –enable-lzw=yes
とすると、
が、表示されたものの、configure自体はエラーなく終了。–enableオプションはなくてもよいみたいだ。さらにTerminalで
これには、管理人の環境で、30分強かかった。(Power Mac G4 800M Memory:768M)
最後に
を実行し、完了すると・・・
/usr/local/bin内に、Imagemagickの一連のコマンド群。
/usr/local/lib内には、ライブラリー群ができている。
Imagemagickの動作確認
最後に、ダウンロード先の「Install from Unix Source」の項を参照に、Terminalから
を、実行する。特に変化は起きないが、エラー表示がないので、一応、インストールは成功したものと思われる。
長々書いてきたが、早い話、ソースをダウンロードした後、Terminalで
tar zxf ImageMagick-6.4.5-9.tar.gz
cd ImageMagick-6.4.5
./configure
make
sudo make install
を実行すればOKということだ。
参考させていただいたサイト
Imagemagickのインストールについては、本当にたくさんのサイトを参考にさせていただいた。感謝を込めて、その一部をここで紹介させていただく。
インストールに際して
Happy KARATEさん
Pools.jpさん
雑多な日記さん
Imagemagickの使い方について
理工系研究者のためのMac OS Xメモさん
2018年2月追記:参照サイトはすべてリンク切れとなっていました
- animate
- composite
- conjure
- convert
- display
- identify
- import
- mogrify
- montage
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)