はじめに
2002年に購入したPower Mac G4に320GBの内蔵HDDを取り付る。2つのパーティションをきり、一つは、いままでクライアントとして使用していたものを、そのままコピー(後述のCarbon Copy Clonerを使用)、もう一つをサーバに見立て、そのボリウム名を「seabird」としておく(仮)。
MacOSX 10.4のインストール
インストールの際、気をつけたのは、サーバとして必要のないアプリケーションを、極力インストールしないこと。簡易インストールでは、iLifeなどのバンドルソフトも同時にインストールされるので、カスタムインストールを行う。
インストールまで
パッケージ版インストールDVDをドライブに挿入すると、下画面が立ち上がる。「Install Mac OS X」アイコンをダブルクリックすると・・・
下画面が表示されるので、再起動ボタンをクリック。パスワードを求められるので、入力すると・・・(「C」キーを押しながら再起動しても同様)
DVDからの起動なので、通常よりはるかに長い時間かかって、左画面「言語選択ダイアログ」が表示がされる。「主に日本語を使用する」を選択して、右下の「矢印」をクリック。
インストーラが立ち上がるので「続ける」をクリック。使用許諾画面が現れるので、同意して続けると・・・
「インストール先の選択」画面が表示される。「seabird」ボリウムを選択して「続ける」ボタンをクリック。もう一つのボリウムには、すでにOSX10.4がインストールされているため、インストールできないので「!」がついている。
上の画像の左下「オプション・・・」ボタンををクリックすると、下の画像のようにポップアップ画面が現れる。消去してからインストール」にチェックすると、ボリウム内をまっさらにしてOSをインストールできるので、必要に応じて対応する(今回は必要なかったのでこの項目は省略した)。
上の画面から、インストールするボリウムを選択し「続ける」をクリック。
下の「インストールの種類」パネルが表示される。デフォルトでは「簡易インストール」になっていて、そのまま「インストール」ボタンをクリックすると、バンドルソフトなどもインストールされるため、「カスタマイズ」ボタンをクリックして、「カスタムインストール画面」を表示させる。
下が「カスタムインストール」画面。今回は、プリンタドライバや日本語以外のフォントはインストールしないので、これらのチェックを外す。
ただ、サーバ環境に必要な「X11」は、この段階でインストールしておくことにした。
インストール開始
インストールを開始すると、まず、インストールDVDのチェックを始める。およそ10分ほどかかる。「スキップ」ボタンをクリックして、とばしても問題はないようだ。
インストールされるものは、
- 基本システムパート1
- 必須ソフトウェア
- BSDサブシステム
- 追加必須ソフトウェア
- 追加スピーチガイス
- アジア圏言語サポート
- メディアファイル
- 移行アシスタント
- 各種アプリケーション
- アドレスブック
- iCal
- Automator
- iTunes
- iChat
- JAVA
- Safari
- Oxford Dictionaries
- 日本語環境
- X11
Mac OSXインストール直後の設定
インストール終了後、再起動が完了すると、下の画像。なんか、ものすごくかっこいい・・・ 😛
そのまま「続ける」をクリック。かな入力が得意な場合は、「かな入力」を選択して「続ける」をクリック。
管理人はもっていないので、そのまま「続ける」をクリック。もっている人は、当然入力してクリック。
上記でパスすると、警告ダイアログが現れるので、「スキップ」ボタンをクリックすると、次へ進む。
時間帯の設定は、デフォルトで左画像になるので、東京を選択して「続ける」をクリック。
以上でインストール直後の設定は終了。「完了」ボタンをクリックすれば、OSXが立ち上がる。
IPアドレスの設定
次に、サーバ機のIPアドレスを設定し、インターネットに接続する環境を作る。前提としては、自宅にLAN環境が設定してあり、Ethernetで接続されていること。
「システム環境設定」の中から「ネットワーク」をクリックすると、下の画面が現れる。
- ネットワーク環境=自動
- 表示=内蔵Ethernet
- TCP/IPタブが開いている
になっていることを確認する。デフォルトでIPv4の設定が「DHCPサーバを参照」となっている。
勝手にIPが変わるのは、サーバにとっては不都合なので、これを手入力にかえる。
ここで、IPアドレス、サブネットマスク、ルーターのアドレス、DNSサーバのアドレスを入力すれば、Safariなどのブラウザで、インターネット接続ができる。
今回の作業では、DNSサーバのアドレスは、既存の自宅サーバに設定したが、初めての場合は、プロバイダーのDNSアドレスを入力すればよい。
なお、当サイトでは、PPPoEタブの中で「PPPoEを使って接続する」にはチェックを入れていない。
OS等のアップデート
インターネットに接続する環境が整ったら、本項最後の仕上げとして、OS等のアップデートを行う。
「システム環境設定」から「ソフトウェアアップデート」をクリックすると、下画像が現れる。
「今すぐ確認」ボタンをクリックすると、下画面のように、検索が始まる。
当サイトの場合は、下の3項目が現れた。一番重要なのは「Mac OS X総合アップデート」。購入したOS Xパッケージのバージョンは10.4.6だったが、これを執筆時点の最新版10.4.11まで一気にアップデートする。
iTunes Phone Driverは、サーバにとっては必要ないが、一応全部にチェックをいれたまま「3項目をインストールする」をクリックして、アップデートを行う。
3項目のアップデート完了後、さらにアップデートを「今すぐ確認」すると、セキュリティ関連など何項目か、アップデートを求められた。
アップデートするものがなくなるまで繰り返し、最新版のOSをインストールした状態にして、本項を終了する。
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)