道東滝見ツアーの3日目はカムイワッカ湯の滝を見たあと、知床峠を越えて羅臼町の滝を見ました。
カムイワッカ湯の滝
カムイワッカ湯の滝は、硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっています。
2004年当時は期間中であれば自家用車でのアプローチも可能でしたが、いつの頃からか無料のシャトルバス以外でのアプローチができない期間があります。
また、自然保護と安全性の面から一の滝より上に行くことは禁止されたようです。
以下、2004年に訪問した日の日記です。
道東滝見ツアー3日目。
朝5時半頃起床。すでに水平線からかなり上の方に日が昇っている。今日も気持ちのよい天気。
コンビニで朝ご飯を買ってすませたあと、「カムイワッカの湯の滝」へむかうがその前に、昨日に引き続き、知床自然センターに寄ってみる。
ここに川の中をすべらずに歩ける、ゴム付きの靴下が売っていて、買おうかどうか迷ったが、岩場を歩くときに痛そうだったのでやめた。何年か前に来たときに、滝の入口でわらじを売っていたのを思い出したし。
7時すぎ、滝の近くまで来ると先客(?)の車が一台止まっている。乗っていた人がこちらに話しかけてきた。近くで熊の姿が目撃されたらしい。できるなら引き返した方がよいとのことだ。せっかくここまで来て、引き返すのもくやしかったので、遡行の準備をしつつ待機することにする。
そういえばわらじを売っているおじさんの姿がない。時期的に早すぎるのか、それとも商売にならないからやめたのか?真相は不明だが、わらじのあてがはずれ、しょうがないから、持参した普通のサンダルを履くことにする。
(これが敗因で、一番上にある天然の湯船に到達できなかっただけでなく、下りてくるときにもちょっと苦労することになる・・・) 熊は結局大丈夫だったが、まだ朝早い時間で周りに誰もいない状態だったので、ちょっとびびりが入っていた。
滝見の様子は別サイト「北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜」のカムイワッカ湯の滝 (斜里町)のページを参照願います。
知床峠を越え羅臼町へ 熊越の滝
10時半すぎ自然センターに戻り、かなり早い昼飯をたべて宇登呂をあとにし羅臼へ向かう。何年かぶりの知床峠越え。冬の通行止め解除からそんなに日にちがたっていないので、山にはまだたくさんの雪が残っている。国後島がくっきり見える。
羅臼市街に入る前に「熊越の滝」のへ入口があるはずだが、何回往復してもわからない。知床ビジターセンターで聞いてやっとわかったが、目印となる看板が折れて道路下に倒れていた。これではわからないはずだ。その旨ビジターセンターに連絡したので、その後は修復されていると思うが・・・。
「熊越えの滝」の記録は熊越の滝 (羅臼町) | 北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜のページを参照ください。
せせきの滝は見ることができずこの日の滝見はここまで
14時40分頃羅臼市街で給油し、「せせきの滝」へ向かう。が、途中土砂崩れがあったらしく、岩見橋から相泊までの間が通行止め、復旧のめどは全く立っていないということで、せせきの滝はあきらめることにする。
このあと、海岸線から国後島を撮影しながら、たらたらと羅臼市街に戻り、さらにそのまま中標津へ向かう。「中標津保養所温泉旅館」で入浴後、開陽台で車中泊。今日の走行距離:223,5km。
開陽台では冬の日の出に四角い太陽が見られるとのことだが、この日深夜、不思議な形のピンクの月が見られた。