幕張から浅草寺まで
インタービーの研修も昨日無事終わり、今日はここホテルグリーンタワー幕張から、羽田空港まで、MU SLでツーリング。いや、せっかくだから、浅草、浅草寺とか東京タワー、国会議事堂などを見ながらのんびりポタリングしよう。チャリンコおのぼりさんか?
この時期の東京としては寒いらしく、気温は8℃ほど。ホテルの前を歩く人は、みな、手袋、マフラーをして歩いている。北海道では考えられないなあ〜、などと思いながら、出発前に、ホテルの前でMU SLを撮影。
思いつきで千葉マリンスタジアムに行ってみた
日が照って暖かいものの、上着無しではさすがに寒い。ウィンドブレーカを着て、いざ出発・・・。
と、走り出す前に、ふと、すぐ近くに千葉マリンスタジアムがあることを思い出す。千葉ロッテマリンズのファンではないので、よっぽどのことがない限り、来ることはないだろうと思い、国道14号線とは逆の方向に走り出す。
この辺が自転車のいいところ。すぐ近くと言っても、歩けば片道15分くらいはかかるだろうが、自転車なら5分もかからずに着いてしまう。思いつきの寄り道が簡単に、時間をかけずにできる。
で、スタジアムをバックに1枚。
こうしてみると、マッチパックは、ミニベロに合うな〜・・・(自己満足・・・😀 )
国道14号線前半戦はまずまず快適だったが・・・
国道14号線に出る。あとはひたすらこれを道なりに進み、浅草橋近辺で北上し、浅草寺を目指すことにする。
東京近郊の道は狭いと聞いていたが、この道はやたらと広い。そしてひたすらまっ平ら。アップダウンがまったくない。さすが日本一広い関東平野。天気がよく、風もない。最後にばてないよう、スピードは控えめに24km/hほど。
ものすごく快適なポタリング。と、思っていたら、やっぱりいるんだ、車道の逆走チャリ。すれちがいざま、「自転車は左ですよ」と声をかけるも、そっぽを向いて無視された。
こういうおばさん(といっても自分よりは年下だったような気がするが)に腹をたててもこっちが損するだけ。言ってもわからないやつは、いつか天罰がくだるだろう。
国道らしからぬ?道の狭さ 14号線
国道に出て何分もたたない内に、高速のインター(多分京葉道路幕張IC=後日調べ)で道がわかりずらくなっていた。で、そのインターを越えると、道が急に狭くなる。
片道一車線で、その一車線が、車1台幅。自転車が走ると、車は対向車線にはみ出ないと追い越せない。「さっきまであんなに広かったのに・・・。道を間違えたか?」
交通マナーは札幌と比べて格段によい
ちょっと不安になって、国道からちょっと脇道に入ったところにコンビニがあったので、アンパンを買うついでに道を聞く。やはり今通ってきた道が国道ということ。道は間違っていなかったが、あまりの変わりように驚く。
歩道も狭く、ここでスピードを出すのは不可能だと思い、ヒヤヒヤしながら車道を走る。幸いなことに、一度もクラクションを鳴らされることはなかった。札幌に比べると、自転車に対して寛容だと感じた。
恵まれた札幌の道路環境なら自転車共存も簡単なのでは?〜ポタリング中の妄想
それにしても、札幌の道路は恵まれている。土地が広いと言うだけでなく、雪が積もっても、道路幅を確保するためだと聞いたことがある。
冬の間、雪で埋まってしまう部分を、夏は自転車レーンにしてくれるだけで、車道は夏冬変わらない車線幅、そして雪のない時期、本来走るべき車道に自転車走行空間ができ、歩道は交通弱者である歩行者だけのものになる。
道路環境は格段に良くなると思うのだが、こんなことを考えるのは自分だけだろうか?
下上の画像は船橋市街で、信号待ちのしている時の一枚。なんでこれを撮ったのか、はっきり覚えていないが、おそらく交差点の自転車通行帯を狙ったものだと思う。
札幌市内で見る交差点の自転車通行帯は、下下の画像のようにほとんどの場合、歩行者横断歩道のほうに誘導しているが、そうはなっていないことを示したものだと思う。
自転車は歩行者の仲間か、車両の仲間か?、(道路交通法上の)正解はもちろん後者だから、船橋の交差点になる。札幌の自転車行政は前者と考えるからこうなるのだろう(札幌に限らず日本中いたるところで誤解されているが)。
千葉県から東京都へはいる
市川駅で小休止。市川市は、亡くなった親父がまだ若かりし頃、一時期暮らしていた町。その当時とはまったく違うんだろうけど、はじめてみるゆかりの町を見ながら、糖分と水分の補給。さっきのコンビニで買ったパンを食べる。気温も上がってきたので、ウィンドウブレーカーを脱ぐ。
市川の町を過ぎると、まもなく江戸川を渡り都内に入る。河川敷でジョギングする人、サイクリングロードを走る人、などなど、なんとものどかな風景。川沿いを走ったら、さぞかし気持ちがいいだろうと思いつつも、先へ進む。
浅草寺
荒川を越えると、亀戸、錦糸町など、総武線の駅名が見える。東京での学生時代、新小岩に親戚がいたこともあって、懐かしさがこみ上げる。
隅田川を越えてすぐ、国道6号線に入り、浅草方面へ北上。浅草寺の場所がわかりづらく、近くをぐるぐるまわっている内に入り口を見つける。午前11時過ぎ到着。
普通の土曜日というのに、ものすごい人出。いや、休日のいつもの風景かもしれないが・・・、進行方向右手に、お土産店が並ぶ浅草寺への道は、自転車に乗ることはもちろん、おして歩くこともはばかられる。一本右手の道沿い、そば屋の裏に自転車を止めさせてもらい、到着。
おみくじを引くが、大凶。ここでは、大凶を引いた人だけが、ひもに紙をむすぶようだが、その数がやたら多い。自分の前に引いた人も大凶のようだった。
おまいりして、腹もへったので、自転車をとめたそば屋で遅めの昼食。12:50頃。
浅草寺から羽田空港まで
道に迷いながら始まった後半戦
13:30分頃再出発。
来る時と違う場所からメインストリートに出たので、自分が今どこにいるかわからない。5分ほど地図とあたりを見比べて、たぶんこっちの方だろうと適当に方向を決める。
走り出してすぐ、浅草橋方面の青看板をみつけ一安心。浅草橋で、日本橋方面の青看板を見つけ、左折。この時点で、また自分がどこにいるかわからない。
このあとはホントに適当に走り、あらわれる地名と地図を見比べて、進む方向に間違いはないか確認しながら進むことになる。このときほどiphoneが欲しいと思ったことはなかった。
東京の自転車事情はかなり進んでいる?
上の写真は、どこで撮ったか不明だが、東京の自転車事情の一端をみた一枚。
画面中央やや左に路駐している車が並んでいる。これは、パーキングになっているようで、違法ではない。その右側に、細く自転車用のレーンが設けられている。細いと書いたが、この程度の幅があれば十分安心して車道を走ることができる。
パーキングではなくても、荷物の積み卸しで路駐せざるを得ない場合でも、こういう白線のペイントをひくだけで、自転車にとってはもちろん、車を運転する人にもわかりやすい、自転車と車と共存できる車道ができる、道が広い札幌でもぜひ採用してもらいたいと思い、掲載してみた。
都内の道はわかりづらい?
自分がどこを走っているのか、あいかわわらずわからないまま、国会議事堂、東京タワーなどはあきらめて羽田空港を目指す。フライトまでは十分時間があるので、探索しても良かったが、日が暮れてから慣れない道を走るのがイヤだったから。
途中、台場の青看板が見えたので、そちらにだけ向かおうとしたが、自動車専用の橋を渡らなくてはならず、これも断念。
途中から、気持ちに余裕がないまま走り続け、最終的に、空港へ延びる国道357号線に入ることができ、やっとたどり着くめどがたった。下の様な景色を見ると、空港が近いことを感じさせてくれる。
空港直前で危険行為〜自転車通行禁止道路を走る〜すみません
空港直前のアンダーパス。これも道なりに進めばいいと思ってたら、入る直前に「自転車通行禁止」の標識に気づく。が、もう入っていてしまった。
逆送してもどるのか、このまま突っ切るか、どちらも危険だが、瞬間的にこのまま進もうと判断。とにかく早くぬけようと、40km/h以上のスピードを出す。
途中でクラクションを鳴らされる。違反行為しているからしかたがない。ぬけるまでの2分ちょっとの時間が長かったこと・・・ 😓 。
東京ポタリングは無事終了
それにしても、自転車で羽田空港に行くためには、どうやっていけばいいのだろう・・・?という疑問を残しつつ、空港に到着。15:30過ぎ。ちなみに羽田空港の敷地内に入ると、自転車に乗って走っては行けない。警備員の人におりて歩いてくださいと言われた。
ターミナル前で自転車をたたんでいると、もの珍しそうにみる視線が気になる。けっこう気恥ずかしいものだ。たたみ終え、すぐ搭乗手続きを済ませ、荷物も預けてしまう。フライトまで3時間以上あるのに、荷物を預けられたのはラッキー。5時半頃、早めの夕食をとり、19:30羽田を出発。
しまなみ海道を走るメドがたった東京ポタリング
21時過ぎ千歳到着。カミさんと娘が迎えに着てくれた。浅草では半袖でも暑かったのに、北海道は雪景色。なんか不思議な感じだが、とにかく、初の飛行機輪行は無事終了。
さすがにちょっと疲れたけど、来年以降、しまなみ海道を走るメドは立ったような気がする。先立つものを用意しなければならないが・・・。今日の走行距離は61.8km。
浅草以外は寄り道しなかったせいか、思ったほど走っていない。
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)