TeXをインストールするわけ
TeX(テフ)とは、商用印刷にも使える高度な組版を、コンピュータ上で実現するフリーソフトウェア。pTexは、その組版システムTeXを、アスキー(株)が日本語化したもので、Publishing TeX の略。
サーバには全くといっていいほど関係はないが、将来、xpwikiモジュール内で、分数や対数などの数式を表示させる予定があるので、この段階でインストールしておく。
注:xpwiki内で数式イメージを取り込む方法として、oceamblue xoopsさんのmathプラグインがある
インストールの手順
Mac OS X用のパッケージは「ここ」からダウンロードした。
Mac OS X10.4用の「pTeX package 2005年度版 (MacOSX10.4x用) 」の2005年度版をクリックすると、即ダウンロードが始まる。ダウンロードが終わると、がデスクトップ上に現れる。
これをクリックすると、 がマウントされる。
ディスクイメージの中身は下画像。
真ん中のをダブルクリックすると、Mac標準のインストーラが開くので、あとは指示通り進んでいけばインストールは終了する。
pTeXをインストールしたら・・・
パスを通す
インストールされたコマンド群は、/usr/local/bin内に格納される。次に、このディレクトリへのパスを通す必要があるが、今回は今まで行ってきたサーバ構築の一連の作業の中で、既にパスは通してあるので省略。
ちなみにパスを通すためには、ホームディレクトリの中に「.tcshrc」という名前のテキストファイルを作る。頭に「.」がつくファイルなので、基本的にTerminalでの作業になるが、ディスクイメージに同梱されている「Read me」に、Terminalを使わない、簡便な方法がのっている。なお「.tcshrc」は、下のようになっている。
動作確認
これも、ディスクイメージに同梱の「Read me」に書かれているので、ここでは詳細は割愛する。結果は見事に成功。ディスクイメージの中 は、動作確認のためのファイルである。
最後に
oceamblue xoopsさんのダウンロードページでのmathプラグインの説明の中で
Debianでは”ptex-bin”で必要なものは一式インストールできます
あと追加で”dvips”,”imagemagick”が必要です
とある。imagemagickは、すでにインストール済みであるが、「dvips」って何だろうと思っていたが、でインストールすると「dvips」も一緒にインストールされることが、動作を確認してわかった。
このパッケージはTeX関連のファイルが、ほとんどフルに入っているようで、数式だけを表示するにはもったいない気がする。ファイルサイズも圧縮した状態で200MB近くになる。
こちらのサイト(JIS X0212 for pTeX)に使用頻度の少ない機能を省略した、スモールパッケージ版というのを見つけたので、参考のため掲載しておく。(これについては試していない)
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)