pTeX(ピー・テフ)のインストール〜MacOSX自宅サーバ構築その15

TeXをインストールするわけ

TeX(テフ)とは、商用印刷にも使える高度な組版を、コンピュータ上で実現するフリーソフトウェア。pTexは、その組版システムTeXを、アスキー(株)が日本語化したもので、Publishing TeX の略。

サーバには全くといっていいほど関係はないが、将来、xpwikiモジュール内で、分数や対数などの数式を表示させる予定があるので、この段階でインストールしておく。

注:xpwiki内で数式イメージを取り込む方法として、oceamblue xoopsさんのmathプラグインがある

インストールの手順

Mac OS X用のパッケージは「ここ」からダウンロードした。
pTeX01


Mac OS X10.4用の「pTeX package 2005年度版 (MacOSX10.4x用) 」の2005年度版をクリックすると、即ダウンロードが始まる。ダウンロードが終わると、pTeX02がデスクトップ上に現れる。

これをクリックすると、pTeX03 がマウントされる。

ディスクイメージの中身は下画像。
pTeX04


真ん中のをダブルクリックすると、Mac標準のインストーラが開くので、あとは指示通り進んでいけばインストールは終了する。


pTeXをインストールしたら・・・

パスを通す

インストールされたコマンド群は、/usr/local/bin内に格納される。次に、このディレクトリへのパスを通す必要があるが、今回は今まで行ってきたサーバ構築の一連の作業の中で、既にパスは通してあるので省略。

ちなみにパスを通すためには、ホームディレクトリの中に「.tcshrc」という名前のテキストファイルを作る。頭に「.」がつくファイルなので、基本的にTerminalでの作業になるが、ディスクイメージに同梱されている「Read me」に、Terminalを使わない、簡便な方法がのっている。なお「.tcshrc」は、下のようになっている。

set path = (${path} /usr/local/bin)


動作確認

これも、ディスクイメージに同梱の「Read me」に書かれているので、ここでは詳細は割愛する。結果は見事に成功。ディスクイメージの中 pTeX06は、動作確認のためのファイルである。

最後に

oceamblue xoopsさんのダウンロードページでのmathプラグインの説明の中で

前提としてpLaTeX一式が必要です
Debianでは”ptex-bin”で必要なものは一式インストールできます
あと追加で”dvips”,”imagemagick”が必要です

とある。imagemagickは、すでにインストール済みであるが、「dvips」って何だろうと思っていたが、でインストールすると「dvips」も一緒にインストールされることが、動作を確認してわかった。

このパッケージはTeX関連のファイルが、ほとんどフルに入っているようで、数式だけを表示するにはもったいない気がする。ファイルサイズも圧縮した状態で200MB近くになる。

こちらのサイト(JIS X0212 for pTeX)に使用頻度の少ない機能を省略した、スモールパッケージ版というのを見つけたので、参考のため掲載しておく。(これについては試していない)


(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)

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