XOOPS Cube Legacyのインストール〜MacOSX自宅サーバ構築その10

XOOPSって何?

XOOPS(「ズープス」と読むのが一般的)とは、「eXtensible Object Oriented Portal System」の略で、コミュニティポータル構築用のオープンソースアプリケーション。PHPで記述されていて、バックエンドのデータベースとしてMySQLが必要となる。

XOOPSのバージョンについて

今回新サーバ構築にあたって、MySQLやPHPを新しいバージョンにしたので、XOOPSも今まで使用していた2.0系をやめて2.1系をインストールすることにする。

2.1系は2.0系との互換性を重視したバージョンでXOOPS Cube Legacy、2.2系はXOOPS Cubeが正式名称となる。

当サイトでは、以下、XOOPS Cube Legacyは「XCL」と表記することにする。

なお、XOOPSの詳細は公式サイトを参照のこと。
XOOPS Cube日本サイト – ドキュメント

XCLのダウンロード

ダウンロード先はXOOPS Cube日本サイト。下がトップページの画像。
XOOPS01

「今すぐダウンロード」をクリックすると、ダウンロードが始まり XOOPS02 が、デスクトップに現れる。ダウンロード時の最新バージョンは、2.1.5。

インストールの準備

Package_Legacy_2_1_5フォルダの中身は下のようになっている。
XOOPS03

その中のhtmlフォルダの名前を適当な名前、例えば「xoops」に変えて、/Library/Webserver/Documentsに入れてもよいが、この方法だと、XOOPSサイトにアクセスするときに

http://www.hogehoge.com/xoops/

としなければならない。

  • サイトの体裁が整ってきたら、独自ドメインを取得すること
  • このサーバにはXCLのみ設置すること

の2点を念頭に、せっかく独自ドメインを取得するなら

http://www.hogehoge.com

で、アクセスできるようにしたいと思う。

そのため、まず/Library/Webserver/Documentsディレクトリ内に入っている、大量のindex.phpと関連の画像を別フォルダに移動する。

その後、htmlフォルダの中身をすべて/Library/Webserver/Documentsにコピーする。下画像は、コピー後のフォルダの中身。
XOOPS04

XOOPS Cube Legacyのインストール

Step1
ウェブブラウザで「http://localhost/」にアクセスすると、下画像が表示される。言語がenglishになっている。

XOOPS05

Step2
言語をjapaneseに変更して「Next」ボタンをクリック。

XOOPS06

Step3
インストールウィザードが表示される。XCL設置のための条件は整っているはずなので、「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS07

Step3′
ファイルのアクセス権のチェックで、書き込み権限がないとのエラー発生。
XOOPS08

Terminalで、指示通り書き込み権限を与える

drwxr-xr-x 29 seabird seabird 986 Jul 30 12:58 uploads
drwxr-xr-x 3 seabird seabird 102 Jul 30 12:54 cache
drwxr-xr-x 3 seabird seabird 102 Jul 30 12:58 templates_c
-rwxr-xr-x 1 seabird seabird 2196 May 15 2007 mainfile.php

drwxrwxrwx 29 seabird seabird 986 Jul 30 12:58 uploads
drwxrwxrwx 3 seabird seabird 102 Jul 30 12:54 cache
drwxrwxrwx 3 seabird seabird 102 Jul 30 12:58 templates_c
-rw-rw-rw- 1 seabird seabird 2196 May 15 2007 mainfile.php

そのあと、「再読込」ボタンを押すと、Step1に戻るので、はじめからやり直す。Step3の画像をよく見ると、書き込み権限を与えるようにと、ちゃんと記載されている。

Step3で書き込み権限をしっかり設定してから「次へ」ボタンをクリックするとStep3’ではなくStep4へ進むはず。


Step4
「アクセス権に問題はありません」と表示されるので「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS09

Step5
データベース、およびパス・URLの設定画面。

XOOPS10

  • データベースサーバ
  • デフォルトのまま(というかこれしかない) 「mysql」

  • データベース名のサーバ名
  • とりあえずデフォルトのまま 「localhost」

  • データベースユーザ名
  • 「root」

  • データベースパスワード
  • mysqlのパスワーで設定で決めたもの

  • データベース名
  • 好きな名称を設定

  • テーグル接頭語
  • これも適当に・・・決められない場合はデフォルののままでOK

  • SALT
  • よくわからないのでデフォルトのまま

  • データベースへの持続的接続
  • よくわからないので「いいえ」

  • XOOPS Cubeへのパス
  • デフォルトで/Library/Webserver/Documents

  • XOOPS CubeへのURL
  • とりあえずhttp://localhost

必要事項を入力して「次へ」ボタンをクリックすると、設定した項目の確認画面へ。
問題なければ「次へ」ボタンをクリック。
訂正が必要であれば「戻る」ボタンをクリック。

XOOPS11

データベース等の設定がmainfile.phpに保存された。
「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS12

パス、URLのチェック画面。
問題なければ「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS13

データベースのチェック画面。
問題なければ「次へ」ボタンをクリック。
XOOPS14

XCLで使用するデータベース「cube」が、まだ作成されていないので、左画像のように警告が出る。が、これは気にせずに「次へ」ボタンをクリック。
XOOPS15

データベース「cube」が自動的に作成された。
「次へ」ボタンをクリックすると・・・

XOOPS16

データベースが存在し、接続も可能となった。
「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS17

データベーステーブルが作成される。
「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS18

Step6
管理者のユーザ名、パスワードなどを設定。
入力して「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS19

設定が保存される。
「次へ」ボタンをクリック。
XOOPS20

これで、インストールの第一ステップは終了。
「次へ」ボタンをクリック。

XOOPS21

Step7
ログイン画面になる。Step6で設定したユーザ名とパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリック。

XOOPS22

Step8
モジュールのインストール画面。これは管理者メニューに現れるものと思われる。「インストール」ボタンをクリック。

XOOPS23

XOOPS Cube Legacyインストール完了

インストール完了画面。ただし下画像のように警告が出る。

XOOPS24

指示通り/Library/Webserver/Documents/Installディレクトリを削除して、ページを再読み込みすると・・・。

XOOPS25

XCLサイトの完成・・・?
「管理者メニュー」をクリックすると下画像のように警告が出る。

XOOPS26

指示通り、/Library/Wevserver/Documents/mainfile.phpのパーミッションを、ターミナルで444に設定すると・・・

XOOPS27

XOOPS Cube Legacyサイトの完成・・・ 🙂

インストール開始から、およそ10分ほど。あっという間に立派なサイトが出来上がった。あらためて、開発に携わる方々に感謝!!

しかし、これは家でいうなら建物の外壁が出来たことにすぎない。この後外装、内装を整え、必要な機能を用途に応じて設置していかなければならない。


(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)

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