Apacheには1.3系と2.0がある
Mac OS X 10.4には、標準でapache1.3.41が装備されている。apacheのバージョンとしては、2.0.x系と呼ばれるものもあるそうで、これを使用する場合は、インストールしなければならない。
サーバ構築にあたり、「ウェブアプリはなるべくバージョンの新しいものを使う」というのを基本的な考え方の一つとしてあげていた。
しかし、新たに2.0.x系をインストールして、設定する自信がなかったこと、そして、このあとインストールする予定のmysql5.0.xとphp5.0.xがMac標準装備のapache1.3.41と組み合わせても問題がないことが確認できたので、WEBサーバはMac標準のものを使うことにした。
Apacheの起動
apacheは、標準でインストールされているが、起動はしていない。これを起動させるのは非常に簡単。「システム環境設定」の「共有」を選択すると下の画面になる。
この中の「パーソナルWeb共有」にチェックを入れると・・・下画面のように「パーソナルWeb共有機能は動作中です」となる。これでApacheが起動したことになる。
Safariなどのウェブブラウザで「http://localhost/」にアクセスして・・・、下の画面が表示されれば、apacheは正常に動作している。
httpd.confはApacheの設定ファイル
Apacheの設定ファイルは/etc/httpdディレクトリ内の「httpd.conf」。finderでは見ることができないので、Tinker Toolで表示させると、下の画像のようになる。
このファイルを下手にいじると、Webサーバが正常に動作しなくなるので、バックアップ用のファイルも存在している。
以下、httpd.confの中の基本的な部分をターミナルで確認しておく。
サーバネーム
ServerName localhost
apacheの動作確認の際、
と入力したが、これはhttpd.confのこの部分で定義されている。後日オリジナルドメインを取得したら、「localhost」の部分を変更する必要が出てくる。
ドキュメントルート
ブラウザで表示させたいファイルをおくディレクトリを設定している。このあと、データベース、phpの環境がそろったら、ここにxoopsのファイルを展開することになる。
Directory index
# directory index. Separate multiple entries with spaces.
#
DirectoryIndex index.html
ドキュメントルート内で一番最初に読み込むファイルを設定している。
動作確認で表示された画面は、ドキュメントルート=「/Library/Webserver/Documents」ディレクトリ内にある「index.html」というファイルを読み出して表示されるが、これはhttpd.confで定義されているからである。
.htaccess
# for access control information.
#
AccessFileName .htaccess
Apache の動作をディレクトリ単位で設定するためのテキストファイル名を定義。
Apacheの再起動
/etc/httpd/httpd.confの設定を変更したら、かならずapacheを再起動する。再起動しないと、変更した設定が反映されない。
変更方法は、「システム環境設定」→「共有」から「パーソナルWeb共有」のチェックを外し、一度動作を止めてから、もう一度「パーソナルWeb共有」にチェックを入れればよい。
また、ターミナルからコマンドで再起動する場合は
と入力しリターンキーをおせば、パスワードを求められ、パスワードを入力すれば再起動が完了する。
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)