Macをサーバとして使う上でよい環境を考えてみた
Mac OS X10.4の「Spotlight」(デスクトップ検索機能)や「Dashboard」(デスクアクセサリー)は、普通にクライアントとして使用する場合は、魅力的な機能だが、サーバとして使用する場合は、特に必要はないし、無駄な負荷がかかるだけである。
ここでは、上記の機能をキャンセルするほか、Macをサーバとして使用する上で、有益と思われる設定についてまとめた。
- 省エネ設定のキャンセル
- Spotlight機能オフ
- Dashboardキャンセル
- ログイン項目の削除
- 使わないアプリケーションの削除
省エネルギー設定を変更する(必須)
Mac OS Xでは、ディスプレイ/マシンの「スリープ」設定が、デフォルトで下画像のようになっている。
クライアントとして使用する場合は、無駄な電気を食わない、よい設定といえるが、サーバとして使う場合、途中でスリープしては本来の目的を果たせない。24時間稼働してこそサーバである。
そこで「システム環境設定」から「省エネルギー」を選択、「スリープ」をクリックして「コンピュータがスリープするまでの待機時間」を、「しない」に設定する。
画面については、デフォルトのままで問題ないが、短めに設定した方が、省エネになるのは当たり前である。ちなみに当サーバでは、左下にある「可能な場合はハードディスクをスリープする」のチェックも外しておいた。
さらに「オプション」をクリックして左画面を表示させ「停電後に自動的に再起動」にチェックを入れておくと、安心できる。
停電対策としてはUPS(無停電装置)をサーバにかませるのが一番だと思うが、購入費用がかかるし数年に一度交換しなければならないので、個人の趣味で構築するサーバでは必要がないと思う・・・あくまで当サイト管理人の主観。
Spotlightをオフにする(ベター)
「システム環境設定」から「Spotlight」を選択し、「プライバシー」タブを開くと、左のウィンドウが現れる。「Spotlightの検索から除外する場所」のリストに、「seabird」ボリウム(サーバとして使うボリウム)をドラッグアンドドロップする。
リストに「seabird」ボリウムが追加される。これで、seabirdボリウム内にファイルが追加されても、Spotlightが索引を作成しなくなり、Spotlight機能をオフにすることと同じになる。
Dashboardを未登録にする(ベター)
Mac OS Xのデフォルト状態で、「Dock」の「Dashboard」アイコンをクリックすると、4つのウィジットが表示される。(左は世界天気を削除したため、3つの表示となっているが・・・)
ウィジット上に、「option」キーを押しながらカーソルを重ねると、左上に「×」印が表示される。(左画像では、電卓の左上に「×」印が見える)
これをクリックすると、表示が消える。これを繰り返して、すべてのウィジットを消すと、実質的に、Dashboardをオフにしたのと同じになる。
ログイン項目をはずす(ベター)
ログイン項目は、Mac起動時に、自動的に起動して常駐させるアプリケーションを設定する。デフォルトでは「iTunes Helper」が常駐している。
これを外すためには、「システム環境設定」から「アカウント」を選択。「ログイン項目」をクリックすると、左画面が現れる。
ちなみに「iTunes Helper」は ipod接続時に、自動的にiTunesを起動させるアプリケーション。
リストの項目を選択し、「-」をクリックすると、ログイン項目を外すことができる。後日、サーバ環境がある程度整ってきたら、ログイン項目に登録したいアプリケーションがでてくるが、そのときはそのアプリケーションを、リスト欄にドラッグアンドドロップすればよい。
不要なアプリケーションをアンインストールする(ベター)
サードパーティのアプリケーションには、本体を起動していなくても、そのコンポーネントが常に常駐して動作しているものがある(たとえば「Internet Security Barrier」や「Stuffit Deluxe」など)。
サーバとして必要のない常駐型コンポーネントをもつアプリケーションは、極力アンインストールしておいた方がよい。
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)