上の湯温泉郷 銀婚湯は最高だった
八雲湧水を出発して、30分ほどで銀婚湯温泉の宿に到着。
2年前、道道67号線「岩見橋」から見える滝があるとのことで、この道を走った時、偶然出会った温泉宿。このときから、漠然と結婚25周年はここに来てみようと思っていたが、今日それが実現したということだ。
上の湯温泉郷 銀婚湯の場所
この温泉、管理人は2年前までは全く知らなかったのだが、実は「知る人ぞ知る」由緒ある名湯なのだそうだ。詳しくは銀婚湯のウェブサイトを参照してもらいたいが、宿泊の一ヶ月ほど前に予約を入れたのにもかかわらず、希望の部屋がとれなかったほどだ。
国道5号線から道道67号線に入って、およそ10km。右手に看板。右折すると、趣のある石橋。これを渡って右手に宿、左手に駐車場がある。
写真に撮りたい「夫婦」の名がつくものがたくさん
駐車場に車を止めて、宿の方に向かう。大正時代に始まった温泉宿ということで、建物は改築されているものと思われるが、宿の前の看板にその歴史を感じる。
宿にはいる前、松やツツジ、大きな岩などが目に入る。チェックインする前に思わず写真を撮ってしまった。いずれも夫婦や家族の名前が付けられている。
銀婚湯の敷地内を散策してみた
予約の段階で、落部川が見える側の部屋を希望していたのだが、空きがなく、通された部屋は川と反対側の部屋。思ったよりも広く、静かな部屋。
窓を開けると、庭を流れるせせらぎの音だけが、ほどよく聞こえてくる。とても落ち着く。係の人が入れてくれたお茶を飲み、一休みしたところで、遊歩道の散策に出かける。
一周一時間ほどの散策路の途中には、宿泊者専用の貸し切り露天風呂があるそうだ。あいにく先客があって入ることはできなかったが、散策だけすることにする。
散策の出発は赤い釣り橋
旅館の裏に回ると、落部川にかかる赤い吊り橋が目にはいる。これが遊歩道の出発点。貸し切り露天風呂から戻ってきたのであろう人が渡っていたので、渡りきるのを待つ。
橋を歩くと思った以上に揺れる。一人で渡れば歩きにくいことはないが、二人以上だと、バランスがとりづらくなる。
吊り橋を渡ると露天風呂があった
橋を渡ると、一つ目の露天風呂が見える。ここから川の下流の方へ向かって歩く。一番奥まで来ると、二つ目の露天風呂。(下写真)特に看板がついていない。
誰も入っていないようだったので、中をのぞいてみる。川を見ながら湯につかることができるようだが、鍵をもっておらず、途中で誰か来るといやだったので、見るだけにしておく。(後日調べたら、「どんぐりの湯」のようだ)
巨大獅子脅し?
散策路は、ここからU字を描いて戻る方向へのびている。戻る途中で、奇妙なものを見かける。最初はただの倒木だと思ったが、よく見ると、巨大な獅子脅しになっているようだ。ただ、いくら水が落ちてきても、傾かないようだ。単なる獅子脅しもどき?
食事にサプライズがあった?!
4つある露天風呂を見るだけみて、一時間半ほどかけて宿に戻る。食事まで少し時間があったので、旅館内の風呂で、汗を流すことにする。ここは、もちろん男女別だが、それぞれ露天風呂がついていて、深夜0時頃入れ替えが行われるとのこと。
風呂からあがって部屋に戻ると、食事の用意をしているところだった。実は、
(銀婚湯ウェブサイトからの引用)
宿泊日より前後二ヶ月に銀婚式を迎える方は、予約時に
その旨お伝え下さい。
心ばかりのサービスをさせていただいております。
(引用終わり)
というのがあって、それがひとつの大きな楽しみであったが、これがこの夕食に隠されていた。詳細は、後日同様の楽しみを持って来る人のことを考えて、紹介を避けるが、この心づくしには、本当に感激した。
銀婚湯 ぜひまた来たい
ゆっくり食事を堪能した後、また風呂に入ると、心地よい疲れが突然おそってきた。ま、今の体力からすると、こんなものかもしれないが、とても有意義な一日だった。
かみさんも、とても満足してくれた。機会があれば、ぜひまた来てみたいし、これから銀婚式を迎える人にはもちろん、風情を求める人には超おすすめの温泉宿だ。・・・・☆☆☆☆☆。
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)