はじめに
6時20分起床。この日もいつもに比べると遅い目覚め。朝飯等を済ませ、7時20分ころ道の駅を出発。
ピッシリ双龍の滝は未踏に終わる
滝は目にできなかったが、せっかくなので山頂を目指す。かなりきつかったが、12:23分山頂に到着。天気がいまいちで、遠くまでは見通せなかったが、それでも朱鞠内湖など見ることができた。
ピッシリ双龍の滝をめざすピッシリ山登山の記録
以下、旧サイトの滝ページからの記録を抜粋します。10年以上前の記録でおそらく今とは異なることが多いかもしれません。2007年6月当時はこんな感じだったんだということでご理解いただけると幸いです。
はじめに
滝見に関しては、草が枯れてかつ山に雪が積もる前の短い時期か、本文でもふれているように、草刈りが終わった直後をめがけて訪れるのがよいのかもしれない。
登山道入り口まで1 〜二股ダムまで
この交差点から18km弱、上羽幌をこえ「興勢橋」を渡ってすぐ、道道741号上遠別霧立線にぶつかる。まっすぐ進んでも右折しても741号だが、右折して進む。ちなみにまっすぐ進む道はすぐ通行止めになっていた。
741号に入って1.8kmほど進むと左手に林道分岐。めざす登山道は、上羽幌橋の手前の、この林道を行くようだ。しかし、通行止めの案内看板が出ていたので、その指示に従い羽幌二股ダムをめざす(ちなみに1kmほど進んだところで工事が行われていた)。
ここから1kmもいかないうちに、今度は三股。これはほぼ直進する。このあと5つの橋を渡り、三股から2.5kmほどで二股ダムがみえる。
登山道入り口まで2 二股ダムから
あとで調べると、これがさっき工事で通行止めになっていた林道との合流点だ。この先に登山道があると思いきや、鎖がかかって車では通行できない。
登山道まではあと何kmか歩かなければならないし、あきらめて引き返そう、そう思いつつ、最後の悪あがきでよく見ると、鍵がかかっていない。これはラッキーと思い、先に進む(しかしこれが帰り道トラブルになる)。
1km進むと、林道は二股になって、登山道案内看板。右股へ入ってここからは、かなりの悪路で道幅も狭いが、2.2kmで登山道入口だ。
駐車場スペースは5台くらいなら止められそうな感じ。先客(?)の軽トラックが3台とまっていた。
ピッシリ山登山道入り口〜ピッシリ双龍の滝分岐道まで
と、思ったのもつかの間、すぐに急な上りになる。これはかなりきつい。スキー場の上級者コースを登っている感じだ。
出発前、おもたい三脚を持つか持たないか、迷ったあげく、撮影できたとき後悔しないように持ってきたが、早々に持ってきたことを後悔する羽目になってしまった。
出発してからおよそ20分経過、傾斜が緩くなってきた。尾根筋に出たようだ。一部とても細い尾根道で、両方の谷が一望できる場所があったりするが、それを越えるとややしばらくは単調な歩きになる。
8:58、山頂まで5kmの看板。倒木が道をふさいでいるところもあるが、その一方で倒木をしっかり処理したあとも見られる。
そういえば、ときどき上の方からなにやら機械音がするのに気づく。そうか、さっきの軽トラックは、草刈り作業に来た人が乗っていたんだ。9:41、山頂まで3kmの看板。
そのうち、手をつかないと登れないところも出てきた。スキーのジャンプ台を直登している感じ。これはマジきつい。目的は達成できるのか?
10:14、きつい傾斜が一段落したところに、突然たくさんの人が目に入ってきた。草刈り作業の人たちが8人くらいだったか、休憩をとっているところだった。あいさつをして、こちらも小休止。
登るだけでも大変なのに、草刈り機など重たい道具をもって、頂上まで草を刈るとのこと。こういう人たちのおかげで、登山初心者の単独行も可能になるのだと思い知らされる。あらためて感謝したい・・・ 🙂 。
今回頂上ではなく、滝をめざしていることを話すと、
とのこと。よく見ると、滝への案内看板が倒れかかっている。一人だったら見落としたかもしれない。
「ただし、沢へ下りたあとの登りは今までと同じくらいきついぞ」と、脅される。この下りも傾斜がかなりきつそうで、戻ってくることを考えるとうんざりする。
草刈りはこれから行うらしく、道ははっきりわかるものの、これまでの登山道とは違って荒れた感じがする(写真19は草を刈ったあと撮影したのできれいになっている)。
ピッシリ双龍の滝へは一度沢へ下るようだ
10分程休んだので、呼吸も落ち着いてきた。みなさんにお礼をいって沢へ下りていく。かなりの距離を下るものと思っていたが、10分もしないうちに沢に出会う。
帰り道、どこから戻るかわからなくなりそうだったので、入渓地点の草にタオルを結んでおく。
沢といっても水の流れはごくわずか、本当にこの上に滝なんてあるの?という感じだ。とりあえずトレッキングシューズのまま進む。
30mほど進んだところで、身動きが取れなくなってしまった。おまけに薮蚊がものすごい。虫除けがほとんど効かずうんざり。ここまできてあきらめるのは悔しいが、自分の力量でこの先に進むのは無理と判断しここで引き返すことにする。
ピッシリ双龍の滝をめざすための教訓?
もう2度と来ることはないかもしれないが、もし再チャレンジする時は、この草刈りの日にちを確認して、そのあとに来るのがよいのかもしれない。
ピッシリ山山頂をめざす
11:20くらいだったか。ここから1時間程の行程とのこと。この先も傾斜がきつく、かなりハード。途中何度もあきらめかけるが、休み休み進んで12:23、山頂に到着。
先ほどの草刈り隊の皆さんが、山頂部の草刈りを終えるところだった。霧はさっきに比べるとかなり少なくなったが、せっかくの展望もかすんで見えるのが残念。
でもあきらめずにここまできて本当によかった。ただし、もう2度とここには来たくない。おにぎりを食べ、撮影をして12:50ころ下山開始。
急坂を下りるのも、ある意味登る以上に大変。膝がわらうとはこういう事なのかと認識する。14:55駐車場入口に到着。これ以上ないくらいハードな滝見で、失敗したのにもかかわらず、スッキリ感に満たされていた。
(この記事は旧自宅サーバから転載したものです)